確定申告初心者がハマりがちなポイントを徹底解説

初めて確定申告をする方は右も左も分からない状態なので、調べながらやることになると思います。少しでも効率よく確定申告できるように、初心者が陥りやすいポイントを解説します。
 
 
まずこの記事の対象者ですが、個人事業主の方で青色申告をする予定の方。そして、経理処理をするにあたって、事業用口座と個人用口座は別々にしているけど、財布(現金)は同じものを使用して管理している方が対象になります。

学習コストが低い確定申告のながれ

まず、確定申告までのおおまかな流れを確認していきましょう。(これは実際に私が実践した学習コストが低い確定申告のながれです)
 
 
(1)会計ソフトで記帳

(2)会計ソフトで確定申告書と決算書を自動作成

(3)確定申告書等作成コーナーで青色申告決算書と確定申告書Bを作成する

(4)作成した書類をID・パスワード方式によるe-tax(web版)で送信

(5)コンビニ納付を利用して所得税を払う

完了
 
 

会計ソフトは必須ツール

確定申告に必要な書類を揃えるために、会計ソフトを利用して記帳することが望ましいです。会計ソフトを利用することで、決算書、確定申告書を自動で作成してくれます。
 
 
確定申告初心者は、申告時期にまとめて一年分を記帳するのはやめましょう。3ヶ月ごとに記帳するといった習慣付けと定期的に意識することが大事です。
 
 

クレジットカード支払いした際の仕訳に気をつけよう!

経費をクレジットカード支払いした際の仕訳に気をつける必要があります。具体的にどのような勘定科目で記帳するかの説明はここでは省きますが、クレジットカード支払いの記帳は、購入時と、実際に口座から引き落としされる日の、2回記帳する必要があります。
 
 
また、使用したカードが、事業用カードか、個人用カードであるかでも記帳の仕方が異なるので注意しましょう。
 
 
ちなみに、事業用カードと個人用カード別々だけど、引き落とし口座が同じ口座であるなら、それは全て事業用カードと同義ですからね。カードを分ける場合は、引き落とし口座も事業用、個人用口座と分ける必要があります。
 
 
とりあえずクレジットカードを使用した場合は2回記帳する、と覚えておきましょう。
 
 

売上の仕訳も気をつけよう!

売り上げが発生した際の仕訳にも気をつける必要があります。
 
 
例えば私のケースだと、業務委託でとある企業様のところで常駐エンジニアとして働いており、請求書を提出することでお金(売上)が振り込まれます。
 
 
これを仕訳する際には、請求書を提出した日(お金を請求した日)と、売上が口座に振り込まれた日の、2回記帳する必要があるのです。売上が振り込まれた時だけ記帳するのではなく、請求した日も記帳するのです。(大事なので2回言いました)
 
 
記帳する際のよくある間違いとして、税務署から指摘されることが多いミスなので気をつけましょう。
 
 

個人事業主は立替払方式を使おう!

立替払方式というものはご存知でしょうか?これは経費を現金で支払いする際に覚えておきたいテクニックになります。
 
 
当初私は、事業用口座のお金を生活費として個人用口座に振り込み(又は現金として引き出し(事業主貸で記帳))、現金はすべてこの引き出したお金を使っていました。経費を支払う際の現金もこの金を使っていました。
 
 
実際に経費として仕訳する際は、「借方:事務用品費 貸方:現金」のように記帳していました。
 
 
当然といえばそうなんですが、これ間違いでした。事業主貸で生活費として引き出したお金を経費に利用する際は、「現金」ではなく、「事業主借」と仕訳するんですね。
 
 
間違ったまま「現金」として仕訳していくと最終的に現金出納帳の残高が合わなくなります。私は確定申告前に気づき、仕訳帳を全部書き換える羽目になりました。(でも大丈夫。そう会計ソフトならね。一括で勘定科目を更新できますから。)
 
 
口座は事業用、個人用と別々だけど、財布(現金)は一緒のものを使っている方が起こしやすいミスだと思います。
 
 
事業主貸で仕訳した(生活費用)お金を、「事業主借」として経費に使うことを、立替払い方式と言います。この立替払い方式を使うことで、
 
 
経費を仕訳する際に現金という勘定科目がなくなる = 仕事用の現金を持たない。つまり、現金出納帳をつけない。ということです。
 
 
このように立替払い方式を利用することで、現金出納帳の管理が不要なり、経理作業も簡略化でき、さらに同じ財布でも意識せずに現金を使用することができるのです。
 
 

e-taxはかなり曲者! 注意すべきポイントを解説

確定申告初心者は、「確定申告ってe-taxでできるんでしょ。」くらいの認識しかないはず。私はそうでした。ところでe-taxって何を指しているか理解できてますか?
 
 
e-taxとは確定申告書を電子送付するシステムを指すみたいです。ですから、電子送付するための確定申告書のデータは別で作成しなければならないんですね。e-taxというワードが何を指しているのかサイト毎にニュアンスが違います。この辺を理解していないと混乱しがちになるので注意してください。
 
 
e-taxには、e-taxソフト(web版)と、e-taxソフトの2種類があります。
※ブラウザ上で行うか、ローカルにインストールして行うかの違いです。
 
 
さらに、e-taxソフト(web版)にはマイナンバーカードによるカードリーダー方式ID・パスワード方式の2種類あり、それぞれできることが微妙に異なります。
 
 
こちらで解説するのは、ID・パスワード方式によるe-taxソフト(web版)になります。また、これから確定申告をe-taxでやろうとする方は、e-taxソフトを使うメリットはまったくないので、素直にe-taxソフト(web版)を利用して完結させるのが吉です。
 
 
e-taxソフトをインストールする作業にかかる学習、時間的なコストはかなり高いものになっています。Windowsに縛られている、インストール前の準備作業がかなり複雑だったりと、パソコン初心者にはかなりハードルが高いです。またパソコンに理解がある人にとっても逆にイライラが募るだけなのではっきり言って時間の無駄でしかありません。素直にe-tax(web版)を利用しましょう。
 
 

会計ソフトで作成した確定申告書はe-taxに連携できない?

確定申告書をe-tax(web版)で電子送付するには、確定申告書のデータは別で作成しなければならないと言いました。
 
 
なるほど、ここで会計ソフトで作成した確定申告書の出番になるのか。と思った方、ここでは間違いです。会計ソフトは確定申告書を自動作成してくれますが、それをe-tax(web版)に連携することはできません。
 
 
ID・パスワード方式によるe-taxソフト(web版)では会計ソフトとの連携できません。ではなぜこちらを使うのかというと、単純にマイナンバーカードとカードリーダーをわざわざを用意するのがめんどくさいからです。
 
 
では、確定申告書をe-tax(web版)で送付するためのデータはどこで作成すればいいのでしょうか。それらは確定申告書等作成コーナーというe-taxとは別システムを利用して作成します。まぎらわしいですが確定申告書等作成コーナーとe-taxは別のシステムです。確定申告書等作成コーナーを利用する流れで電子送付(e-tax)するのでよく混合されがちです。
 
 
もう少しイメージしやすくまとめると、
 
(1)会計ソフトで確定申告書、決算書を自動出力(私が利用しているマネーフォーワードクラウドではPDFで出力)

(2)確定申告書等作成コーナーにて(1)を手元に申告書データを作成

(3)税務署に送信(e-tax(web版)で電子送付)
 
のような流れとなります。
 
 

確定申告書作成コーナーの罠!? 作成順番に気をつけて!

確定申告書作成コーナーで書類を作成する際、書類の作成順番を間違えると書類を再作成するはめになります。作成順番は以下のように行いましょう。
 
 
(1)青色申告決算書・終始内訳書を作成
※青色申告は必ず、”決算書・収支内訳書”リンクから作成開始する

(2)所得税及び復興特別所得税の確定申告書を作成(確定申告書B)
 
 
では、(2)から行うとどうなるのでしょうか。当初私がやらかしたパターンです。

私:「まず確定申告書Bから作成してみるか。”所得税”リンクから開始すればいいのかな。」
私:「大体できてきたから、いつでも編集再開できるように一時保存しておこう。」

h30syotoku.data というファイルができます。

私:「たしか確定申告書Bのほかに、決算書も作らないといけないんだったよな。”決算書・収支内訳書”リンクから作成するのか。」
私:「よし、決算書も大体できたから途中保存しとこう。うん順調順調。」

h30syotoku_kessan.data というファイルができます。

私:「この後どうやって 作成した書類を送信するんだろう?ちょい先に進んで確認してみよう。」
私:「ん?なんかおかしい気がする。複数データを送るUIになってないな。このまま送信すると一つの書類しか送れてないことになるような。。。」
私:「うん。作り方間違ってるわー」

ここで私は、(1)と(2)の両方の書類(データ)をe-taxで送信すればいいと単純に思ったのですが、どうやらそれはできないらしい。
 
 
”決算書・収支内訳書”リンクより(1)青色申告決算書・終始内訳書を作成をし、その導線上に(2)所得税及び復興特別所得税の確定申告書(確定申告書B)を作成するリンクがあるので、そのリンクを踏んだ上で(2)を作成する必要があるみたいです。そして作成途中で保存してみると、
 
h30syotoku_kessan.data というファイルができます。
※先程のファイル名と同じではありませんか!しかしこちらのファイルには(2)のデータも含まれているのです。(紛らわしい!!)
 
 
このファイルを使うことで、(1)(2)の編集がいつでも再開できるようになり、最終的にe-taxで送信するデータになります。
 
 
確定申告書等作成コーナーで青色申告する際は、書類の作成順番に気をつけること。”決算書・収支内訳書”リンクから作成開始すると覚えておきましょう。
 
 

送信後に、申告書の間違いに気づいてしまった場合

確定申告期間中であれば、何度でも送信が可能です。最後に編集した保存データ使い、訂正して再送付すれば問題ありません。
 
 
最後に提出したデータが最新の申告書となるようです。
 
 

所得税の納付はコンビニ納付が一番楽?

確定申告が完了したら、いよいよ所得税を納付して終わりです。しかし納付手段が多いのでどの支払いにするか決めなければなりません。
 
 
結論、コンビニ納付を利用するのが一番楽です。e-taxにて確定申告する流れでQRコードが表示されますので、それを印刷してコンビニに持っていけば完了します。
 
 
納付額によってはコンビニ納付は利用することができません(30万円以下まで)ので、その他の納付方法を選択する必要があります。
 
 
本当はクレジットカード支払いを利用したかったのですが、支払いまでの手順や仕組みを理解するのがかなりめんどかった(確定申告でかなりストレスが溜まったていたのでもう限界でした)ので、素直にコンビニ納付を利用しました。

まとめ

学習コストが低く、効率の良い確定申告を再度おさらいです。
 
 
(1)会計ソフトで記帳

(2)会計ソフトで確定申告書と決算書を自動作成

(3)確定申告書等作成コーナーで青色申告決算書と確定申告書Bを作成する

(4)作成した書類をID・パスワード方式によるe-tax(web版)で送信

(5)コンビニ納付を利用して所得税を払う

(6)完了

初めて確定申告(青色申告)に挑戦してみて、私はこれが一番効率の良い確定申告の手順であると考えます。ハマりがちなポイントを押さえておけばストレスなく確定申告できると思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
 
 
 

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